スペシャル

aiko

前作のオリジナルアルバムから2年3カ月ぶりとなる
10th Album『時のシルエット』
新曲「くちびる」ほか、話題のシングル4曲を含む全13曲に心が躍る!

INTERVIEW

「向かいあわせ」「恋のスーパーボール」「ホーム」「ずっと」と話題のシングルを筆頭に、aikoの気持ちがギュッと詰まった最新アルバムが到着。前作『BABY』から実に2年3カ月ぶりとなる今作について、何をリスナーに届けようとしているのか本人に語ってもらった。

SPECIAL INTERVIEW

オリジナルアルバムの発売は約2年3カ月ぶりです。
「早く出したいなぁっていう気持ちはあったんですけど、ツアーをやらせてもらったり、ベストやDVDを出させてもらったり、いろんなことを同時進行していたら、あっという間に時間が経っちゃってました(笑)」
 
その間も曲作りはずっと続けていたんですよね。
「作ってました。ただ改めて今振り返ると、震災以降、ちょっと書くペースが落ちたなっていうのはありました。心の歩みが一瞬、止まってしまったというか。でもツアーでみんなと逢えたことでまた頑張って曲作りをしないとなっていう気持ちにちゃんとなれたんですよね」
 
曲を書く姿勢に変化があったりはしました?
「1曲1曲、今まで以上に大事に想って曲作りをするようになりましたね。できた曲をそのまんま聴いてもらうのではなく、もう1回自分の中で揉んでみたりとか。歌詞に関しても、中途半端なものではなく0か100じゃないとヤダなっていう気持ちが前より強くなった気がします。実際、今回のアルバムはそういう曲が多いですね」
 
想いが強く込められた曲たちばかりです。ご自身ではアルバムの仕上がりについてどう感じていますか?
「そういう想いの強さみたいな部分では、ちょっと重くないかなぁって思ったりもしたんですけど(笑)、1曲1曲に想い入れが強いし、10枚目でまたいろんなタイプの曲ができてよかったと思ってます。2年3カ月もあいたので、けっこう前に作った曲も入ってますね。去年のお正月にCMで流してもらった『自転車』とか」
 
「自転車」は景色が鮮やかに浮かぶ曲ですね。
「ありがとうございます。私も歌詞そのまんまの景色が見えるんですよね。好きな人がまた自転車をこいで長い坂を上ってやってくるっていう」
 
坂といえば、「向かいあわせ」の歌詞にも出てきますよね。“暑い坂を〜”って。
「ほんまや。それ同じ坂です! 私の中でイメージしている坂があるんです。って言うか、本当にある坂道なんですけどね。実際、曲の中のようなことはしたことないんですけど、映像としてすごく頭に浮かぶんですよね」
 
そのほかの曲について、まずは「Aka」。3連のサウンドが心地いいし、後半に向けてドラマチックに盛り上がっていく感じもすごくグッときます。
「酸欠になるんじゃないかっていうくらい全体的に歌うのが大変でしたね。同時に、感情をちゃんと声にのせながら歌うのも難しい曲でした。自分で作ったのになぁ(笑)。でも大変だった分、気持ちをちゃんと込めることができて、自分が表現したいことを声にできたと思います」
 
「白い道」はピアノが最高にかっこいい曲です。
「ありがとうございます。これ、シングル曲以外だと『自転車』の次くらいに録った曲です。アレンジャーの島田さんのピアノがほんとにかっこよくって。今はもう大切な人とは一緒にいられないっていう悲しい曲ですけど、アップテンポだし、叩き弾きするような鍵盤の感じで、ノリノリで歌えました。この曲はストリングスもすごくかっこよくて好きですね」
 
疾走感のあるアップ曲「クラスメイト」は、ちょっとドキッとする内容ですね。
「別れた人とまた出会って触れてみたけど、でももうあの頃には戻れないんだなっていう曲。もう36歳だしね、ちょっとエロいというか(笑)、そういう感じを出してもいいかなって。若干淡くてドキドキする気持ちを表現したくて『クラスメイト』っていうタイトルにしたんです」
 
サビの流れるメロディがすごく気持ちよかったです。
「このサビは、昔からずっとレコーディングで使っていたスタジオの電子ピアノで作ったんですよ。その場でプロデューサーに聴いてもらって、すぐ曲にしていったんです。そのスタジオは最近なくなってしまったんですけど。そのピアノからは他にもいろんな曲が今までに生まれているので最後に記念にいただきました。寂しいですね」
 
「くちびる」はアルバムのリード曲にもなっているナンバーで、大人の女性の艶っぽさみたいなものを感じました。
「去年作ったんですけど、またちょっと新しいジャンルの曲ができたと思ってすごく嬉しかったんですよ。自分でも好きな曲だったので、やっとCDにできて嬉しいです」
 
“あなたのいない世界にはあたしもいない”っていうフレーズにやられました。
「今回の歌詞は2人だけの世界っていうシチュエーションがけっこう多いんですよ。『ずっと』では“あなたに出逢えた事があたしの終わり”って歌ってたりもするし。『くちびる』もぶわーっと一気に書きました。想いはすごく強いんですけど、アレンジやコード進行やメロディラインですごく華やかな印象にもなっているので、下を向いて歩いてた人が上を向いてくれるかもしれないなって思える曲になりましたね。歌っていてもテンションが上がるので、これからの季節にみんなに聴いてほしいなって思います」
 
この曲をカラオケで歌うとしたら?
「メロディラインが上下するので、ちょっと忙しい曲なんですよ(笑)。なので、ぜひ曲を聴きこんで、自分のものにして歌い上げてください!」
 
ではもう1曲、「ずっと」を歌う際のポイントは?
「この曲はロングトーンが多いので、息をいっぱい吸ってください! 頑張ってー!!」
 
ちなみにaikoさんはカラオケは行かれますか?
「高校生の時は1日8時間とか歌ってました(笑)。最近は頻繁には行けていませんが、少し前にKANさんと平井 堅さんと秦 基博くんと一緒に行きましたね。ちなみに私は鈴木蘭々ちゃんの『キミとボク』をよく歌います!」
 
では最後にアルバムの話に戻します。今回のタイトル『時のシルエット』に込めた想いは?
「アルバム全体を眺めていた時に、今回は自分の今の気持ちがより強く言葉として1個1個の曲にできたなぁって思ったんです。全部が自分自身だなってすごく思えたというか。で、人って毎日を過ごしていくとシルエットがどんどん変わっていくじゃないですか。肩が落ちてる時もあれば、軽快に走ってる時もあるっていう」
 
あぁ、確かにそうですね。逆に言えば、一瞬たりとも同じシルエットはないのかもしれないですし。
「今回のアルバムには、そうやって日々形を変えていく自分のいろいろなシルエットが入っているなって思えたので『時のシルエット』というタイトルにしました。これからもちゃんとその時その時のシルエットを刻んでいきたいなっていう想いも込めて」
 
このアルバムがリリースされた後、7月からは全国ツアーもスタートします。各会場でaikoさんの様々な“シルエット”が堪能できそうですね。
「今回は今までよりも公演数も増えたので、ちょっと長いツアーになるけどすごく楽しみですね。みんなと一緒に思い出を作りながら、自分自身も成長していけたらいいなって思ってます」

PROFILE

1998年7月にシングル「あした」でメジャーデビュー。「カブトムシ」「キラキラ」「KissHug」など日常を瑞々しく切り取ったラブソングの数々で多くのファンを獲得する。昨年には待望の初ベストアルバム『まとめT』『まとめU』をリリースし、ともに大ヒットを記録した。7月からは全31公演のツアーがスタートする。

NEW ALBUM

New Album 『時のシルエット』
New Album 『時のシルエット』(初回限定仕様盤:カラートレイ&初回限定ブックレット) New Album 『時のシルエット』(通常仕様盤)
ポニーキャニオン/PCCA-05515 ¥3,059 [6/20発売]
(初回限定仕様盤:カラートレイ&初回限定ブックレット)
(通常仕様盤)
10枚目となるアルバム。これまでにも増して音楽と真っ直ぐに向き合い、自らの想いをたっぷりと注ぎ込んだ楽曲の数々は、aikoというアーティストのさらなる進化を感じさせる仕上がりだ。「向かいあわせ」(映画『ダーリンは外国人』主題歌)、「恋のスーパーボール」(2011年カルピスウォーターCMソング)、「ホーム」(映画『阪急電車 片道15分の奇跡』主題歌)、「ずっと」(フジテレビ系ドラマ『蜜の味〜A Taste Of Honey〜』主題歌)といったヒットシングルに、多彩な新曲を加えた全13曲を収録。
曲名 uga next uga plus
Aka 4471-79
447179
くちびる 4471-78
447178
白い道 4471-80
447180
ずっと 4471-75
447175
向かいあわせ 4471-61
1447161
冷たい嘘 4471-82
447182
運命 4471-83
447183
恋のスーパーボール 4471-72
447172
クラスメイト 4471-84
447184
雨は止む 4471-85
447185
ドレミ 4471-86
447186
ホーム 4471-73
447173
自転車 4471-81
447181

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